耐圧防爆構造について

耐圧防爆構造とは,全閉構造で容器内部で爆発性ガスが爆発した場合でもその爆発圧力に耐え,
かつ外部の爆発性ガスに引火するおそれのない構造をいいます.


ExdIIB+H2T4 :

Ex 防爆構造
d 耐圧防爆構造
UB+H2 グループ分類(UBグループに水素ガスも含む)
T4 温度等級

グループ分類 :
グループUは,鉱山事業所坑内の危険場所を除く工場または事業所の危険場所において使用する機器に該当します.

ガスまたは蒸気の発火温度 :

ガスまたは蒸気の
発火温度
450℃を超えるもの T1 T2 T3 T4 T5 T6
300℃   ” T2 T3 T4 T5 T6
200℃   ” T3 T4 T5 T6
135℃   ” T4 T5 T6
100℃   ” T5 T6
85℃   ” T6

適用できるガスまたは蒸気の例 :

T1 T2 T3 T4 T5 T6
UA アセトン
アンモニア
一酸化炭素
エタン
酢酸
酢酸エチル
トルエン
プロパン
ベンゼン
メタノール
メタン
エタノール
1-ブタノール
ブタン
ヘキサン アセトアルデヒド
UB エチレン
エチレンオキシド
エチルメチル
エーテル
UC 水素 アセチレン 二硫化炭素 硝酸エチル